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政策公庫の方針変更について
このDMが公庫から届いた時には
さすがの私もビビりました。
まさに公庫の融資、審査基準がかなり変わるであろう内容。
日本政策金融公庫の融資制度から
連帯保証人を必要とする融資制度がなくなったからです。
これは金融庁のガイドラインに沿った措置で
2014年の2月から変わりました。
政策公庫(国民生活事業)の貸し出し実績等から判断すると
実質ほとんどの融資を無担・保無保証で融資することになります。
「よかったですね、林先生
保証人探しで断念してた人達も融資が受けられるようになって」
みたいな勘違いをされては困るので
今回はホームページを更新しています。
もともと日本政策金融公庫には
無担保・無保証で貸し出す「新創業融資制度」がありました。
ただ、それはかなりの狭き門でしたが。
代わりに、事業計画書をしっかり書き
質のいい保証人を準備できれば、
これから開業する人や開業直後でまだ軌道に乗っていない会社であっても
1ヶ月以内に融資を受けられる点が日本政策金融公庫の
特徴だったのです。
要は、連帯保証人を準備することによって
その人の信用をレバレッジとしてさらに多くの
融資額を認定することができたわけです。
それが今回の方針転換で
その人の身の丈にあった金額しか融資をしない
(これはこれで正しいことなのですが)
という融資姿勢になります。
制度融資もそうですが、利益を出している企業、お店
には融資を出すが、
赤字の企業や経験不足の開業者に対しては
より厳しい判断で望まざるをえなくなるでしょう。
(普通に考えたら返済できませんから)
私も親族の連帯保証人に立ってますが
その時も「私が立ちます」と担当者に伝えたら
経験のない事業での開業でしたが即日融資が決まりました。
そんな夢のような話は今後なくなるということです。
その人に返せそうな金額しか貸さない
という、まあ当たり前の状態になっただけですが
これから開業する人や赤字の人には相当の負担がいく
方針変更だろうと思います。
当然、今(2014年)は儲かっている企業が多いでしょうから
そのような企業は心配いりませんし、
これまで公庫と付き合いがあり返済実績を
積み重ねている会社やお店も
今回の方針変更は何も心配する必要はありません。
これから初めて融資を受けたいという方に
少しばかり酷な方針変更というだけですから。